どういうことかこっちがききてえよ…
ブゥゥゥゥン
土方「オイィィィィ!止まれェェェ!とんでもねーもんがお茶の間に写るぞォォォォ!」
沖田「まァまァ、コレが初めてってワケじゃねーでしょうよ」
土方「そういう問題じゃねェェェェ!ああもうダメだコレ!もう取り返し・・・」
ブゥゥゥゥン
ハタ皇子「・・・」ドサッ
土方「・・・どういう事だこりゃ」
沖田「さァ」
沖田「ええ」
土方「だったら生きてられるワケが・・・それに無傷って事ァあり得ねェだろ」
沖田「・・・この見慣れない部屋と、真ん中の物体が関係してんのかも知りやせんね」
土方「なんだありゃ・・・?」
沖田「見たところデカい黒ブリーフみたいでさァ。土方さん履いてみやすかィ?」
土方「バカ言え、俺はトランクス派だ」
ブゥゥゥゥン・・・
土沖「!?」
土方「なっなんだこりゃァ!?」
沖田「空中から足が出てきやしたね」
ブゥゥゥゥン
沖田「なんかゆっくり上がってきてませんか?ホラ、もう膝辺りまで」
土方「オイオイ待て、このままだとコレ」
土方「・・・ん」
ムクッ
土方「・・・・」
沖田「気がつきやしたか」
土方「総悟・・・?はっ!」
土方「テ、テメェ怪我は!?生きてんのか!?」
沖田「おかげさまでピンピンしてまさァ」
土方「そ、そうか・・・」ホッ
土方「ここは・・・」
沖田「分かりやせん、気づいたら俺も土方さんもここに居やした」
土方「・・・?」
土方「俺達確か電車にひかれたよな?」
沖田「あらら、けど抜けねェもんは仕方ありやせんねィ・・・」
沖田「土方さん、色々お世話んなりやした」ニッ
土方「バッ、バカ言ってんじゃねェ!クソッ!」
バッ!
土方「うおおおおおおお!!」
・・・・・
長谷川「さ、触るじゃねェ!俺ァ死ぬんだァァァァ!ヒック!」
沖田「バカヤロー、死ぬなんて軽々しく言うんじゃねェ」
長谷川「うっ・・・」
沖田「・・・こんなところで死なれちゃ焼き肉食えなくなっちまうだろ?首吊れよ。」ボソッ
長谷川「うっうわああァァァァァァん!!鬼ィィィィィ!!」
ダダダダダダダ・・
土方「どうやって説得したか知らんが・・・まァよくやったな。行くぞ。」
沖田「へい。・・・あっ」
土方「ん?なんだ」
沖田「足がハマっちまいやした」
土方「なっ!」
プァァァァ!!
土方「!!ヤベェ!電車が・・・!!」
町人「あっお巡りさん!大変なんです!あそこに人が落ちちまって!」
長谷川「ヒック、テメェらァァァァ!来るんじゃねェぞォォォォ!俺みてーなマダオは死んじまった方が世のため人のためなんだよチクショー!ヒック!」
土方「酔っぱらいか、オイ!今行くから暴れんじゃねーぞ」
沖田「どいてくだせェ土方さん」
土方「!そ、総悟、お前まさか」
カシャッカシャッ
沖田「撮影の邪魔でさァ」
ドカッ
ガシャッ
沖田「いってーなァ、いきなり何すんだ土方コノヤロー」
土方「人命救助ださっさとしろ。ひき殺されても知らねーぞ」
ガタンガタン
土方「チッ、エコだか何だか知らねーが、電車ってやつァどーも慣れねェ」
沖田「まァエコってのは建て前で、何かと金が要るこの時期にパトカーの油代まで首が回らねェってのがホントのとこなんですがねィ」
土方「ったく、幕府直属の真撰組が電車通勤、おまけにその理由が金欠たァ・・・情けなくて涙が出らァ」
次はーかぶき町、かぶき町
沖田「おっ、着きやしたぜ」
土方「はえーとこ降りるぞ、万屋辺りに見つかっちまったら何言われるか分かったもんじゃ
キャァァァァァ!
誰か!駅員呼んでこい!